DNSと名前解決

ネットワークを学ぶ 4/N

公開日: 2020-10-20
更新日: 2023-04-07

  Table of Contents

DNS(Domain Name System)

Def: DNS

DNS ( Domain Name System ) は, ドメイン名(コンピュータを識別する名称)をIPアドレスに自動的に 変換する(名前解決する)してくれるアプリケーション層プロトコル.

IPアドレスとドメイン名の対応関係を提供する側をDNSサーバまたはネームサーバ, クライアントをリゾルバという.

TCP/IPを利用したネットワークでは, 各ノードを識別するため一意のIPアドレスが割り当てられていますが, DNSの仕組みがないと GitHub.comへアクセスする際にhttps://20.27.177.113/とIPアドレスを直接入力する必要があります.

ドメイン名の構造

  • トップレベルドメイン(TLD)は, 国別, 地域, 商用(com)などを表すドメイン
  • 第4レベルドメインは,「ホスト名」に位置づけされるドメイン. 一般的にWebサーバであれば「www」として、FTPサーバであれば「ftp」とする
  • トップレベルドメインより更に上の階層にルートドメインが存在しますが, 通常表示されることはない

REMARKS

ドメインは頂点にルートドメイン(.)が存在し, ルートドメイン配下にトップレベルドメインがあり, その配下に第2レベルドメインと続く階層構造(ツリー構造)となっています.

IPアドレスがわかるまで:DNSの構成

ネットワークに接続された遠隔コンピュータのホスト名の名前解決を行う際, 遠隔マシンのアドレスを得るために, ローカルマシン上で動作している DNS ソフトウェアにまず要求をに送ります. この時のローカルマシンを「DNS クライアント」や「ローカルネームサーバー」と呼びます.

リクエストを受け取ったローカルネームサーバーは, 自分の対応表にないドメインを聞かれると, まずDNSを統括するルートサーバーに問い合わせをします.

コマンド紹介

hostname: ホスト名の表示

hostnameはシステムのホスト名を表示するコマンド. rootユーザーの場合, hostnameコマンドを用いてホスト名を変更することも可能です.

Syntax

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### ホスト名の表示
% hostname

### 狭義ホスト名の表示
% hostname -s

### ホスト名の変更
% hostname <new hostname>

ホスト名はどこに保存されているのか?

Linuxではホスト名は/etc/hostnameファイルに保存されています. ホスト名を変更する場合, hostnameコマンドを用いる以外にも /etc/hostnameファイルを直接編集することでも可能です.

nslookup: ドメイン名からIPアドレスを表示

References

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