後手番で序盤でなにを考えるか?

角換わり戦法研究 1/N

公開日: 2023-03-13
更新日: 2023-03-13

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相手の戦型を見定める

Problem 1: 最初の4手で考えるべきこと

  • 相手先手で, 初手7六歩
  • 自分は8四歩と居飛車を宣言
  • その後相手も居飛車を宣言してきたので、こちらは様子見で3二金と指した場面

この時、相手の戦型を見定めるにあたってどのようなパターンを想定すべきか?

想定解

矢倉銀 ▲6八銀 → △8五歩 → ▲7七銀
相掛かり 相手が飛車先を伸ばしてきた場合
角換わり ▲7七角の場合は, 角換わりっぽい. その後は相手の4八銀の出方を見る

なお,「角換わり」をこちらが採用したとき, 相手の4八銀の上がりが早い(=▲3七銀を早いタイミングで指してくる) 場合は「早繰り銀」と見て良い.

Problem 2

相手は居飛車, こちらが「角換わり」を採用した時, 相手の何をみるべきか?

想定解

相手が以下のうちどのような銀の使い方をしてくるか考える

  • 早繰り銀(さっそうと飛車先の突破を狙う)
  • 棒銀
  • 腰掛け銀(じっくり)

相手の右の銀の使い方によって, こちらの角換わりの戦い方が変わってきます. 早繰り銀で来たならば「腰掛け銀」でこちらは対応すれば良いと思います. いずれにしても, 「歩越し銀には歩で対抗」という筋は使えるので覚えておきます.

早繰り銀の相手のミスをつく:先手のアンチパターン

上記のように先手早繰り銀でやってきた場合, 後手のおすすめは様子見として8五歩となります. このとき, 先手が3五歩と3筋の歩を狙ってきた場合, 上記のように △同歩 → ▲同銀 に対して「△8五歩からの△8八歩からの△5五角」と狙えるからです.

この時, まだ金が上がっていないので, 先手は対応せざる得なくなり, 同銀で対処しても同歩と対処しても△5五角を防ぐことは困難になります. 自分が先手番ならば▲7八金 or ▲7八玉 で備える事が有力です.

△8五歩のメリット

  • 相手の6七角からの馬成を消すことができる

先手のミスをついて相手玉を詰む

後手手番で△9八飛成と寄せにいったとき, 先手が誤って▲8八歩打と受けてきたとします. このときの詰み筋を考えたいと思います.

飛車ぶっちで詰む

ここでの詰み方はパワータイプです

7七玉で逃げたパターン

パターン 1

パターン 2

飛車ぶっちに同玉出来た場合(正統派)

叩きの歩に対して下がった場合

叩きの歩に対して同玉で上がってきた場合

叩きの歩に対して端で上がってきた場合

References

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