インフラエンジニアのお仕事を理解する

Understanding Infrasturacture Engineer 1/N

公開日: 2024-07-29
更新日: 2024-07-31

インフラエンジニアのお仕事

POSシステムやサッカー動画視聴サービスなど日常生活で様々なITサービスが現代社会では利用されています. これらITサービスの提供に必要なIT環境(= ITインフラ)を設計・構築・運用する人がインフラエンジニアと呼ばれる人々です.

インフラエンジニアの紹介にあたって「ITインフラを設計・構築・運用」という言葉を用いましたが,この3つはおおよそ インフラエンジニアの仕事のフェーズと対応しています.

▶  インフラ設計

  • ITインフラ構築の目的をヒアリングを通じて理解し,その目的を達成するために必要な機能・性能などを要件としてまとめる
  • 要件・性能を踏まえた上で,インフラの設計書・作業計画書を作成
    • 必要ソフトウェア,ハードウェアを提示
    • インフラ構築に要する費用や期間の算定もこの時点で行う

▶  インフラ構築

  • 以下のようなインフラ構築作業をチームやベンダーの力を利用しながら実施
    • 機器の運搬,組み立て,取り付け
    • ソフトのインストール,設定(サーバーやネットワークの設定など)
    • 動作テストや負荷テストの実施

▶  インフラ運用

  • アウトソースも含め,24時間365日稼働するインフラの監視と運用をチームとして実施
観点 説明
障害対応 ハードの故障や急激なサーバー負荷の増大により障害は発生するため,障害原因の分析とその対策の実行
キャパシティ管理 繁閑期に合わせてサーバーのスケールを調整する(FIFA World Cup期間中はアクセス数が普段と比べ増大するのでリソースを確保しておくなど)

システム障害が発生したとしても,インフラ起因ではなくサーバーで稼働しているアプリケーション起因の場合もありますが, まず初動対応はインフラエンジニアが行います.障害原因分析を通じて,障害解消のために必要なアクションのディレクション を担当部署に対して行う形で進めていきます.



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