- Ubuntu Desktop Noble NumbatをIntel Core i7-9700デスクトップへインストール
作業環境情報
Ubuntu Desktop Noble Numbatインストール先
- CPU: Intel Core i7-9700 CPU 3.00 GHz
- Memory: RAM 32.0 GB
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER
Ubuntu インストールメディア作成環境
- Ubuntu 22.04.4 LTS x86_64 6.5.0-35-generic
- ディスク管理ツール Disks を用いてインストールメディアを作成
作業
- Ubuntu Desktop 24.04 LTSのISOファイルのダウンロード (15~20 min)
- USBインストールメディアの作成 (1~2 min)
- Ubuntu 24.04 LTSのインストール(20 min)
1. Ubuntu ISOファイルのダウンロード
日本のUbuntuミラーサーバーの一つであるTsukuba WIDEのUbuntu Desktop 24.04 isoファイルダウンロードリンク より isoファイルを取得します.isoファイルサイズは約 6 GBで,ダウンロード時間は15~20分程度(6 MB/sec)程度かかりました.
Definition 1 ISOファイル
- CD-ROMやDVDのディスクイメージ(光ディスク用アーカイブファイル)をそのままファイルにしたもの
- ディスクからコピーした一般的なファイルでは,ヘッダー情報が消失しており完全なデータは含まれないが,ISOファイルにはディスクからのヘッダー情報を含む完全なデータが格納されている
ここで言うヘッダーは ファイルのヘッダーではなく,以下のようなディスクレベルのヘッダー・メタ情報のことです.
- ブートセクタ / EFI System Partition 情報
- パーティションテーブル(MBR / GPT)
- ファイルシステムの管理情報
- ブートローダ配置情報
OSを書き込むときは,対象デバイスにはOSは存在しないので,ファイルという概念をデバイスが理解することが出来ません.この段階でできることは ディスクの先頭から決められた位置を読むという作業になります.これはBIOS/UEFIによって実行されます.
そのため,起動可能であるためには,ディスク先頭(LBA 0 付近)に起動コードや構造情報が物理配置として存在している必要があります. なので普通のファイルではなくISOファイルが必要となります.
2. USBインストールメディアの作成
Definition 2 インストールメディア
- ISOファイルを実体化したもの
- ISOファイルに格納されたディスクイメージをUSBメモリ上にセクタ単位で書き表し,BIOS / UEFI が直接起動可能な状態にした媒体のこと
ファイルを置いたUSBだけではBIOS/UEFIで読み込むことは出来ないため,ISOファイルを焼いてインストールメディアを作成します.
手順
「Disks」アプリケーションを利用してUSBインストールメディアを作成しました.手順は
- アプリケーションから「Disks」を立ち上げる
- 左ペインのDisk一覧からUSBインストールメディアの物理デバイスとなるUSBフラッシュメモリを選択
- 右上のメニューボタンから
Restore Disk imageを選択 Destinationが意図した物理デバイスかどうか確認Image to Restore項目にて,上でダウンロードしたISOファイルを選択し,Start Restoringをクリック
上記手順に従い実行したところ,約2分ほどでインストールメディア作成が完了しました.
3. Ubuntu 24.04 LTS インストール
手順
- USBインストールメディアを差し込んだ状態でUEFI環境経由boot managerを起動
- HP製なので
esc+F10
- 起動デバイスを差し込んだUSBフラッシュメモリにする
- Try to install Ubuntuを選択し,案内通りに作業を行う(約 20 min)
- Ubuntu Proをenableする
注意点
インストール言語
- 基本的にEnglishを選択すること
- 日本語に変更したい場合は,インストール後に変更すること
- フォントが足りず文字化けが発生するリスクを抑えるため
インストール先ディスクの選択
インストーラーは接続されている全ディスクを表示するので,間違ったものを選ばないこと.対策として,
- インストール前に不要な外付けHDD/USBは物理的に抜く
- 事前にディスクサイズや型番を確認する
ネットワーク接続
Ubuntu Pro設定や最新アップデートの適用などネットワーク接続舌状態でインストールするほうが便利です. 事前にIPアドレス等を確認しておくことを推奨します.
ユーサーの設定
ユーザー名とhostnameもインストール時に設定します.事前にちゃんと考えておきましょう.
| 項目 | 正確な意味 | 実際に使われる場所 |
|---|---|---|
| Your name | 表示名(フルネーム) | GUIログイン画面,設定画面 |
| Your computer’s name | マシンの識別名(hostname) | ターミナル,SSH,ネットワーク,ログ |
| Pick a username | Linux内部で使われるユーザー名(ユーザーID) | /home/username,sudo,SSH,所有者情報,大文字は使えない |
| Use Active Directory | Windowsドメイン(AD)連携設定 | ログイン認証,ユーザー管理 |
タイムゾーンの変更
インストール後に時刻がおかしい場合は,UTCになっている可能性が高いです.
# 現在のタイムゾーンの確認
timedatectl
# 利用可能なタイムゾーンの確認
timedatectl list-timezones
# ある程度見当がついているなら
timedatectl list-timezones | grep Tokyo
# タイムゾーンの設定
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyoただ,システムロケール選択内容に合わせて設定されるので,基本的には心配は不要です
ホームディレクトリの暗号化
ハードディスクを取り出して他のパソコンに接続されると,OSを動かすことはできなくてもデータは見られてしまいます. そのためラップトップの場合は,暗号化したほうが良いと思いますが,デスクトップやサーバーの場合は不要だと思います.