[過去記事の転記] Ubuntu Desktop Noble Numbatのインストール

環境構築
Ubuntu
Author

Ryo Nakagami

Published

2024-06-07

Modified

2025-12-19

Note目的
  • Ubuntu Desktop Noble NumbatをIntel Core i7-9700デスクトップへインストール

作業環境情報

Ubuntu Desktop Noble Numbatインストール先

  • CPU: Intel Core i7-9700 CPU 3.00 GHz
  • Memory: RAM 32.0 GB
  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER

Ubuntu インストールメディア作成環境

  • Ubuntu 22.04.4 LTS x86_64 6.5.0-35-generic
  • ディスク管理ツール Disks を用いてインストールメディアを作成

作業

Note作業手順
  1. Ubuntu Desktop 24.04 LTSのISOファイルのダウンロード (15~20 min)
  2. USBインストールメディアの作成 (1~2 min)
  3. Ubuntu 24.04 LTSのインストール(20 min)

1. Ubuntu ISOファイルのダウンロード

日本のUbuntuミラーサーバーの一つであるTsukuba WIDEのUbuntu Desktop 24.04 isoファイルダウンロードリンク より isoファイルを取得します.isoファイルサイズは約 6 GBで,ダウンロード時間は15~20分程度(6 MB/sec)程度かかりました.

Definition 1 ISOファイル

  • CD-ROMやDVDのディスクイメージ(光ディスク用アーカイブファイル)をそのままファイルにしたもの
  • ディスクからコピーした一般的なファイルでは,ヘッダー情報が消失しており完全なデータは含まれないが,ISOファイルにはディスクからのヘッダー情報を含む完全なデータが格納されている

ここで言うヘッダーは ファイルのヘッダーではなく,以下のようなディスクレベルのヘッダー・メタ情報のことです.

  • ブートセクタ / EFI System Partition 情報
  • パーティションテーブル(MBR / GPT)
  • ファイルシステムの管理情報
  • ブートローダ配置情報

OSを書き込むときは,対象デバイスにはOSは存在しないので,ファイルという概念をデバイスが理解することが出来ません.この段階でできることは ディスクの先頭から決められた位置を読むという作業になります.これはBIOS/UEFIによって実行されます.

そのため,起動可能であるためには,ディスク先頭(LBA 0 付近)に起動コードや構造情報が物理配置として存在している必要があります. なので普通のファイルではなくISOファイルが必要となります.

2. USBインストールメディアの作成

Definition 2 インストールメディア

  • ISOファイルを実体化したもの
  • ISOファイルに格納されたディスクイメージをUSBメモリ上にセクタ単位で書き表し,BIOS / UEFI が直接起動可能な状態にした媒体のこと

ファイルを置いたUSBだけではBIOS/UEFIで読み込むことは出来ないため,ISOファイルを焼いてインストールメディアを作成します.

手順

「Disks」アプリケーションを利用してUSBインストールメディアを作成しました.手順は

  1. アプリケーションから「Disks」を立ち上げる
  2. 左ペインのDisk一覧からUSBインストールメディアの物理デバイスとなるUSBフラッシュメモリを選択
  3. 右上のメニューボタンから Restore Disk image を選択
  4. Destination が意図した物理デバイスかどうか確認
  5. Image to Restore 項目にて,上でダウンロードしたISOファイルを選択し,Start Restoring をクリック

上記手順に従い実行したところ,約2分ほどでインストールメディア作成が完了しました.

3. Ubuntu 24.04 LTS インストール

手順

  1. USBインストールメディアを差し込んだ状態でUEFI環境経由boot managerを起動
  • HP製なので esc + F10
  1. 起動デバイスを差し込んだUSBフラッシュメモリにする
  2. Try to install Ubuntuを選択し,案内通りに作業を行う(約 20 min)
  3. Ubuntu Proをenableする

注意点

インストール言語

  • 基本的にEnglishを選択すること
  • 日本語に変更したい場合は,インストール後に変更すること
  • フォントが足りず文字化けが発生するリスクを抑えるため

インストール先ディスクの選択

インストーラーは接続されている全ディスクを表示するので,間違ったものを選ばないこと.対策として,

  • インストール前に不要な外付けHDD/USBは物理的に抜く
  • 事前にディスクサイズや型番を確認する

ネットワーク接続

Ubuntu Pro設定や最新アップデートの適用などネットワーク接続舌状態でインストールするほうが便利です. 事前にIPアドレス等を確認しておくことを推奨します.

ユーサーの設定

ユーザー名とhostnameもインストール時に設定します.事前にちゃんと考えておきましょう.

項目 正確な意味 実際に使われる場所
Your name 表示名(フルネーム) GUIログイン画面,設定画面
Your computer’s name マシンの識別名(hostname) ターミナル,SSH,ネットワーク,ログ
Pick a username Linux内部で使われるユーザー名(ユーザーID) /home/username,sudo,SSH,所有者情報,大文字は使えない
Use Active Directory Windowsドメイン(AD)連携設定 ログイン認証,ユーザー管理

タイムゾーンの変更

インストール後に時刻がおかしい場合は,UTCになっている可能性が高いです.

# 現在のタイムゾーンの確認
timedatectl

# 利用可能なタイムゾーンの確認
timedatectl list-timezones

# ある程度見当がついているなら
timedatectl list-timezones | grep Tokyo

# タイムゾーンの設定
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

ただ,システムロケール選択内容に合わせて設定されるので,基本的には心配は不要です

ホームディレクトリの暗号化

ハードディスクを取り出して他のパソコンに接続されると,OSを動かすことはできなくてもデータは見られてしまいます. そのためラップトップの場合は,暗号化したほうが良いと思いますが,デスクトップやサーバーの場合は不要だと思います.

References