🎯 Abtractとは?
Descriptive Abstract vs Informative Abstract
状況に応じるが,基本的には分析レポートについてのAbstractはInformative Abstractであるべきとされます.
種類 | 特徴 | 構成内容 |
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Informative Abstract | 研究の 目的・問い・方法・主要分析結果・意義 をすべて含み,論文のエッセンスを要約する | 背景・目的 / 問い / 方法 / 結果 / 結論(5要素すべて) |
Descriptive Abstract | 論文の主な構成やテーマの概要を述べるだけで,結果や結論を含まない | 研究の範囲・主題・目的・手法の概要のみ(具体的な結果・結論は書かない) |
- 論文の主な構成は「Introduction」で記載すれば良い
- 後述の「Selection」「Indexing」機能を享受したいのであるならば, 目的・問い・方法・主要分析結果・意義 をすべて含むのが良い
Abtractの機能: SelectionとIndexing
機能 | 内容 | 読者にとっての意味 | 執筆者にとってのポイント |
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1. Selection Function | 研究の目的・方法・主要結果・意義を簡潔に伝える | - 論文を読む・引用する・購読するかを判断できる - 自分の研究テーマとの関連性を素早く評価できる |
- 読者に「読む理由」を与えるように設計する - 特徴的な結果や新規性を明確に打ち出す |
2. Indexing Function | 論文データベース(例:arXiv)などで論文が適切に検索・分類されるようにする | - 検索キーワードや要約から論文を発見できる | - 適切な専門用語・キーワードをAbstract内に自然に含める - 分野標準の表現・語彙を用いる |