PCにUbuntu 20.04 LTS (Focal Fossa)をインストールする

Ubuntu Desktop環境構築 Part 1

公開日: 2020-12-07

Table of Contents

1. 環境

項目  
デバイス HP ENVY TE01-0xxx
OS ubuntu 20.04 LTS Focal Fossa
CPU Intel Core i7-9700 CPU 3.00 GHz
RAM 32.0 GB
GPU NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER
キーボード Microsoft Ergonomic Desktop US配列
マウス Logicool M570
カメラ Logicool C920n HD Pro ウェブカメラ
スピーカー Creative T30 Wireless
起動ディスク作成ソフト Rufus

2. 今回の環境構築のスコープ

今回は個人用のDesktop PCをWindows 10 ProからUbuntu 20.04 LTSに変更します。パーティションをLVMにするかの選択が最初にありますが、個人用かつSSD/HDDの構成を変える予定もないので、ext4のパーティションを利用します。

なぜUbuntu 20.04 LTSに変更するのか?

  • GPUを使った機械学習環境を構築したかったため。
  • Pytorchの練習環境を作成したかった。
  • ストレスのない環境でDockerの練習環境を作成したかった。
  • PC Gameは結局やらなかった。

なぜLVMを用いないのか?

  • ハードディスクをそのままext4でフォーマットするのと比べると、間にLVMがはいるので設定など構築が分かりにくくなるのと、パフォーマンスも落ちてしまう
  • HDD増設は予定していない。

今後の予定

Roadmap 記事
Ubuntu 20.04 LTS (Focal Fossa)をインストール(今回!) Ubuntu Desktop環境構築 Part 1
日本語環境整備 Ubuntu Desktop 環境構築 Part 2
マルチディスプレイ設定 & 表示設定(時計とDock) Ubuntu Desktop 環境構築 Part 3
セキュリティ対策: ファイヤウォールの設定 Ubuntu Desktop 環境構築 Part 4
リモートアクセス設定:VPN設定とWoL設定とssh Ubuntu Desktop 環境構築 Part 5
セキュリティ対策: システム診断設定・ウイルス対策 Ubuntu Desktop 環境構築 Part 6
zsh setup Ubuntu Desktop環境構築 Part 10

3. Requirements

  1. 2 GHz dual core processor
  2. 4 GiB RAM (system memory)
  3. 25 GB of hard-drive space (or USB stick, memory card or external drive)
  4. グラフィックカードと1024×768モニター
  5. インストーラーメディア用のCD/DVD drive または USB portへのアクセス

4. 作業手順概要

  1. ubuntu 20.04 LTSをダウンロード
  2. ダウンロードしたイメージファイルをUSBメモリに焼き、インストーラーを作成する
  3. 作成したインストールUSBメディアからUbuntuを起動するため、Windows PCを再起動
  4. BIOSの設定を修正して、ubuntu 20.04 LTSインストーラーUSBデバイスからUbuntu installerを起動する。
  5. Ubuntu初期設定を行う。

この画面が出てくればもう安心。

5. Rufus: USB Installerの作成方法

  1. 予めUSBメディアをUSBポートに挿入する。
  2. こちらからRufus実行ファイルをダウンロードする。
  3. Rufus(rufus-3.13.exe)を起動する。特に理由はないが、最初の自動確認機能は無効にする。

  1. ブートの種類の「選択」ボタンをクリックしてダウンロードしたUbuntuのインストールイメージファイルを選択
  2. Ubuntuのインストールイメージファイルを選択するとその他の設定値が自動で決まるので設定値はそのままで「スタート」ボタンをクリック
  3. ダウンロードが必要なものはダウンロードする
  4. ハイブリッドISOイメージの検出のダイアログが表示されますので「ISOイメージモードで書き込む」を選択し、「OK」ボタンをクリック

6. HP BIOSの設定

  1. HPロゴが出た瞬間ににF10を入力し、boot menuを立ち上げる
  2. 「レガシーサポート」を有効にする。
  3. セキュアブートを無効にする。
  4. Boot menuの設定を保存する。
  5. USBドライブで、POSTプロセスをHPロゴ中にF9を押して中断します。青いブートBIOSブートデバイス画面が表示されます。

7. Ubuntu初期設定

基本的にはこちらのチュートリアルに従って実行するのみ。

インストールタイプ、アップデートのダウンロード、サードパーティソフトウェアのインストール設定

  • Normal installationを選ぶと、LibreOffice、Thunderbird、ビデオ(Totem)、写真管理(Shotwell)、バックアップ(Déjà Dup)などのデフォルトアプリがインストールされます。通常はこちらを選択します。
  • Download updaytes while installing Ubuntuは、インターネットにつながっているならデフォルトでチェックが入ります。インストール中にアップデートがダウンロードされ、セキュリティホールやバグが解消された状態で使い始めることができます。
  • Install third-party softwareをチェックすれば、商用のドライバやデコーダーなどがインストールされます。

Appendix: 導入アプリケーション/ソフト/プログラミング言語

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PC Game Steam  

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